第5回気付き場レポート『ザ・メンタルモデル』の著者由佐美加子さんがオズビジョンにやってきた
こんにちは。
オズビジョンの広報担当畝本(あぜもと)です。
1月16日に第5回気付き場が開催されました。
(気付き場って何?という方はこちらをご覧ください。)
今回の気付き場は『ザ・メンタルモデル(内外出版社/2019)』の著者のお一人である由佐美加子さんにお越しいただき、メンタルモデルについてのお話を伺いました。
この本の中で書かれているメンタルモデルとは、誰もが無自覚に持っている「自分は/世界はこういうものだ」という人生全般の行動の起点になっている信念や思い込みです。私たちは幼い頃に「この世界にあるはずだ」と思っている大切なものが、期待していた形では「ここには”ない”」 という何らかの欠損の”痛み” を体験します。その際に、「自分が/世界は ◯◯なんだ、(だから仕方ない)」と思考を使って理由づけし、この痛みの感覚を切り離そうとする、という働きが無意識で起こるようです。この時に形成される「自分は◯◯だ(だからこの痛みが起きたのだ)」という自分やこの世界に対する”判決” のような完全無自覚な信念・思い込みをメンタルモデルと呼んでいるそうです。※
実際にペアになって今の自分の不本意な現実について話をしながらその原因となっている自分の痛みを探るための質問をし合いました。シンプルな質問を繰り返すのですが、今まで全く考えたことのない捉え方だったのでとても面白い時間となりました。また由佐さんからは「不本意な現実があることは自分の痛みを知ることができ自分の成長のチャンス」という言葉もいただきました。
次にメンタルモデルは「価値なしモデル」「愛なしモデル」「ひとりぼっちモデル」「欠陥欠損モデル」の4つに集約されるとのことで、これらの特徴について解説をいただきました。この4つの分類を聞いてみると、「私はこれかも!」というものがなんとなく見えてきました。組織文化はリーダーがどのメンタルモデルかによっても大きく左右されるとのこと。自分自身のメンタルモデルを知り、またチームメンバーのメンタルモデルもお互いに知ることで相互理解も深まるので仕事の中でも早速活用ができそうです。
今回の気付き場は自分自身の内面と向き合い深く考えることができました。「人の幸せに貢献し自己実現する集団である」という理念を掲げる私たちオズビジョンの社員にとっては、自己実現するためにまずは自己を理解することの大切さを改めて感じる時間となりました。また、組織として仕事をしていく上でも大事な気付きがありました。
由佐さん、お忙しい中お越しいただき貴重なお話をありがとうございました。
次回の気付き場のレポートもお楽しみに。
※http://mentalmodel.jp/より一部抜粋