なんでもやります〜はたらく猫耳さん〜
2021.6.4
転職したばかりの猫耳さんが、今まで働いてきた会社のことを素朴にふりかえります。
リモート出社
5月から新しい会社で働いている。リモートワークなのでオフィスに出社したことはないけど、新入社員だ。ZOOMをつないでビデオミーティングがあるといっても、誰とも話さずに黙々と作業をしていると、2社目のことを思い出す。
一人庶務
2社目の会社は、社員数が10名程度の小さな会社だった。事務やバックオフィスと呼ばれるポジションは私の他にもう一人いたが、普段は別の系列会社にいるため、実質一人での勤務だった。
なんでもやります
社長と私、その他スタッフという中で、私は早々に「なんでもやる」というスタンスをとることになった。来客時のお茶出しや掃除の他に、経理のまねごと、果ては各人のメーラーの設定まで、本当に様々なことを行っていた。
病気で一週間休む
今までの人生で初めて、大きく体調を崩して会社を一週間休むことになった。休んでいる間にもメールは飛び続け、仕事が溜まっていくのが見えるようだった。
もしかして、限界だったのかも
私は大変不安になった。一人で働くことへのストレスが、こんなにも膨らんでいたなんて。世の中には「気楽でいい」という人もいて、一緒に働いていた人はそういうタイプだったが、私には合ってなかったのだ。
「転職したいです」
一年に一度の面談で、転職を口にすると、普段はあまり感情を出さない社長が残念そうにしてくれた。それだけで、少し報われた気分になった。退職日が決まったが、そう上手くは行かない。冬に転職活動を始めたのに、内定が出たのは夏だった。
それからの猫耳さん
月末に2社目の会社を辞めて、次の月曜日から3社目の会社に入ることになっていた。3社目の会社は、あとで聞いた話によると「採用基準が厳しい」ところだったようだ。何が決め手になったのか分からないが、自分のポジションを見るに「なんでもやります」という姿勢が評価されたのだろうな、と思う。
次はどういう働き方ができるんだろう。