【ASP事業部の立ち上げ要員を募集】 たった1人で挑んでいる元女優のかけがえのないライバルとなっていただける方を探しています!
会社からこんなミッションを与えられたのがもし私であったなら絶対に即刻尻尾を撒いて逃げ出す。
これまでハピタスはASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)から広告案件を仕入れて掲載する方法でビジネスを推進してきた。強力な自社メディアとその豊富な運営ノウハウを持っているにもかかわらず、ユーザーへポイントとして還元するための原資となるインセンティブの率などについては、相互の交渉に依ることが必然だった。
いまハピタスはASP事業を自社内に立ち上げようとしている。これは外部ASPとの連携を引き続き強固に維持することを前提としながら、ハピタスが自力で広告を仕入れること、すなわち自ら商材を探し出し、ご縁を獲得し、条件を交渉し、売上を獲得していく商売を開始することを意味する。
300万人以上にご利用いただき、年間1000億円以上の取引が行われているハピタスというプロダクト。しかしながら「自ら広告を仕入れる」という言うは簡単だが実際にやるのは著しく困難な仕事を誰が引き受けたというのか。
聞けばある女性がたった1人で挑んでいるという。
「私1人でやってきて損益分岐点ギリギリだけど何とか黒字化できることはわかったので一緒に戦ってくれるライバルを採用したい」とのことだ。
舘田悠悠さん。28歳。あまりにも惹きつけられるこの挑戦話をなんとしても伺いたくオズビジョングループ公式ライターが追ってみた。
年間1000億円を扱う自社メディアにさらなる優位性を
(舘田)おっしゃるとおりこれまでハピタスはASPさんと強固な信頼関係を築き、良質な広告を掲載させていただくことでWin-Winのビジネスをさせていただいてきました。その結果、以前「Value Commerce サミット」にて「エンタテイメント部門 年間MVP」を受賞させていただいたりもしてきました。今後もこのモデルを維持させていただくことに変わりはありません。
一方でASPとしての機能を自社内に持つことができれば、単純に言えば、ハピタスに何をどんな条件で掲載するかという商売の原点を、一部では、自らコントロールすることが可能になるわけです。
そうなった場合、商品の提供者やサービスの運営者と直接アフィリエイトの条件を交渉できるため、最終的にユーザー様における価値、つまり報酬の比率を自社でコントロールできる幅が大きくなるなどのメリットが生まれます。
一方で自社運営しているハピタスというメディアは強力で、300万人以上の方にご利用いただき、年間流通総額は1000億円を超えています。このバックボーンに「肝心の広告仕入れの領域も自社内で担っている」という優位性が加われば、極めて有効な武器になると考えています。
13年間蓄積したノウハウを解き放つ
(舘田)ASP事業を立ち上げる狙いはハピタスとの相乗効果だけに留まらないと考えています。たとえばある商材においては、ポイントサイトであるハピタスへの出稿だけでなく、他のアフィリエイトやそのほか様々な広告への掲載もおこなった方が、広告主の期待する成果を見込める場合も多いでしょう。場合によっては「ハピタスでは広告主の期待に応えられない」という判断となる場合もあり得ます。
これまでハピタスを13年間続けてきました。アフィリエイトに関するビジネスの経験、ノウハウやデータも豊富に持っています。それらを活用し、「ハピタスという強力な自社メディアとの相乗効果を発揮する」ことに留まらず、「逆にハピタスとの相乗効果が見込めない場合でも、アフィリエイトに係る豊富なノウハウを活かして広告主の期待に応えることができる」という世界を目指していきたいと思っています。
またハピタスを運営するオズビジョンの強みは「ユーザーファースト」であり、それを保証してくれるエンジニアやカスタマーサービスといった部署との強い連携を挙げることができます。ハピタスの相乗効果を狙う場合にはそれらの強みを大いに活かし、ハピタス以外のアフィリエイトのノウハウが必要となる場合もお応えできる。そうなるのが現時点での狙いです。
アフィリエイト界を虎視眈々と見据える孤高の営業
(舘田)ただしほぼ全てが初めての試みですので、ASP事業を立ち上げると言っても、商材を見つけるところから自分たちでやらねばなりません。人脈や伝手で辿り着くケースもありますが、「これは!」と思った商材を見つけても、そういった手掛かりが全くない場合がほとんどです。
アポ取り、商談、契約書作成、交渉、契約締結、システムの繋ぎ込み、出稿原稿やその管理、請求書の作成、、、。基本的にはそれら全てを私自らがどうするかを決めて実行しています。
確かにキツいです(笑)。「アフィリエイト界を虎視眈々と見据え、狙った案件は逃さずモノにしていく独立自尊の営業担当」っていったところですもんね(笑)。ただ前述したようにこの取り組みが今後生み出していくであろう可能性は非常に大きく、アフィリエイトの新しい在り方を指し示すものになるかもしれないと思っています。
舘田のライバルとなってくださる方にお会いしたい
(舘田)損益分岐点ギリギリではあるものの、単月では私に課せられた売上目標はクリアし、黒字にできることが確認できました。そこで今後は事業拡大に挑戦するフェイズと捉え、共に戦ってくれるライバルを採用させていただきたいと思ったのです。
これまでは荒野を目隠しをして全力疾走するような毎日でした。まだ全然仕組みも整っていないし、勝ち筋が見えているわけではない。「目隠し全力疾走」は間違いなく今後もしばらくは続きますし、これに「孤軍奮闘」「五里霧中」「暗中模索」といった楽しげな修飾語が加わってくると思います。外部のコンサルタントの力も借りて「目隠し全力疾走」状態も徐々に改善しつつありますが、フェアに申し上げると「キツい」ことは間違いありません。
一方で営業組織というものは、個人の力量が組織の競争優位性に直結するものであり、自分の成長が組織の成長に直結するものであると感じています。私はそこにこそ楽しさを感じていますし、同じように感じていただける方に加わっていただき共に仕事をしたいと思っています。
挑戦意欲がありながらどこかでくすぶっているようなこの業界の若手の方、決まった領域で決まった商材を決まった方法で廻すという「決まってしまっている未来」から脱したいと願っている若い方、そんな方に私、舘田のライバルとしてお越しいただければと願っています。
既に事業部として正式に発足する準備を進めています。事業部の正式名称も決めようと思っています。そうなると近いうちに事業部長を決めねばなりません。事業部長に就くのは、私、舘田になるのか、今回ご縁があり入社いただく方になるのか、そこはまだわかりません。私と競ってみませんか?
今回ASP事業化構想を詳細に伺い、その可能性は確かに感じたものの、そこに至るまでの日々は想像を超えた「キツさ」であることも同時に感じた。しかし舘田さんは、インタビューをしている間、一度たりとも辛そうな表情は見せなかった。むしろ頻繁に見せる朗らかな笑顔は、野武士の戦いのような現状に挑みながらも、ワクワクしている様子さえ感じさせるものだった。
「今回は協調性のある方とかでなくていいです。個人プレイ大歓迎。野心に溢れ、将来独立を見据えて力をつけたいと思っているような経営者マインドを持った方。私のライバルになるような方がいいんです」。舘田さんはこう言っていた。
ぜひそのような方に加わっていただければと思うが、ご応募なさる方は安心して欲しい。「協調性はいらない」「個人プレイ歓迎」とおっしゃってはいるが、舘田さん自身は協調性に溢れ、チームプレイを厭わない人であるから。きっと一緒に働くことだけで楽しくなるような方だから。興味を持たれた方にはぜひこのチャンスを逃さないでいただきたい。心からそう思う。