「会社」と「自己実現」は別の話ではない?コロナ禍で仕事と勉強を両立している話
こんにちは。広報の畝本(あぜもと)です。
4月から始まった私の会社員であり大学院生である生活は、前期の授業が7月末で終わり現在大学院は夏休みとなっています。せっかくの夏休み期間なので改めて前期の生活を振り返ってみました。
(私が大学院に入学するまでの話はこちらをご覧ください。)
コロナ禍でのリモートワークとリモート授業の両立
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大学院の前期の授業はすべて遠隔授業にて実施されました。
実は大学院を選ぶとき、通信制の大学院も考えたことがあったのですが、やはり対面で先生や他の学生と話したいと思い選択肢から外しました。
そんな経緯もあったので、楽しみにしていた授業がすべてオンラインで実施されるというのは少し不安でもあり残念な気持ちでもありました。
しかし、始まってみると特に不都合もなく、スムーズに先生や他の学生ともコミュニケーションをとるこができ、何より移動時間が全く無いので時間を有効に活用することができました。
つい5分前まで仕事の打ち合わせをしていたのに、授業を受けられるなんてこんな便利なことはありません。
ただ、これは便利な一方でとても疲れるということがだんだんわかってきました。
全く頭や気持ちのリフレッシュができない・・・。
結局、自分の家で同じ机にずっと向かっているわけなので、あえて休憩の時間をとらない限り集中し過ぎてしまうんです。
そんな生活をしていると一日が終わるとぐったり・・・。
しかも外に出たり、体を動かしたりする機会が減ったことで、身体が疲れたというより頭だけが疲れた、布団に入っても頭が活発に動きすぎてしまい眠れない・・・。
そんな日々を過ごすようになりました。
この現象を解決する手段として、週の中で仕事も勉強もしない日を決めてメリハリをつけたり、一日の中でもパソコンを見ながらお昼ご飯を食べるのはなるべくやめ、あえて休む、あえて何もしない時間を作るように意識した生活を今は心がけています。
(あれ。違いがわからない・・・)
社会人になってからの学問は楽しい
最初に大変なことを書いてしまいましたが、私にとって大学院での学びは刺激的で楽しい時間です。
もともと学生時代は決して勉強が好きでも得意だったわけでもないのですが、社会人を経験した今は興味深いことが学問の世界には溢れていました。
(わたしが勉強って楽しい、なんて言う日が来るなんて・・・!)
わたしは、持続可能な開発、人権、ジェンダーなど今の仕事とはあまり関係ない勉強をしています。
でも、大学院に通い始めてから社会で起こるニュースや今まで自分自身が経験したこと、会社でおこる出来事を改めて持続可能性やジェンダーの視点で見てみると新しい発見があり、今までの当たり前が当たり前では決してないことにも気付きます。
例えば、ジェンダーの授業で他の学生とディスカッションする中で改めてオズビジョンの組織は「男性の役割」、「女性の役割」といった区別がないことに気付きました。
もはや古い考えとなっている区別なのかもしれませんが、区別ゼロの会社は実はまだまだ珍しいのかなと思ったりもします。
こういう視点はビジネスの場面ですぐに直結しない内容でも、違う視点で物事を見ることができるようになるという意味ではビジネスパーソンとしてもとても大事なことだと私は感じています。
自己実現の道は一日にしてならず
コロナ禍でもこうして仕事も大学院生活も両方ができているというのはとても幸せなことです。
もちろん、大変なこともあるのでそんなときは「なんでこんな大変な道をわたしは自分で選んでしまったんだろう」と思い自分を恨みます。
でも、わたしが決めた自己実現への道なので後悔することは全くありません。
すべては自分で決めたことだからこそ、辛いけど頑張れるというのを改めてこの数カ月で感じています。
自己実現がそんな楽なわけないですよね。
それでも、自分で考え、選び、迷いながら一歩一歩着実に進んでいきたいと思っています。
また、私の学生生活について書いていきますので次回もお楽しみに。