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なぜ僕らは思ったことを率直に言えないのか

子どもを保育園に送っていったときの話です。どうしてもポケモングッズで遊びたかった息子(5歳)はひとつ上の組のお友達に「貸して」の一言が言えませんでした。その時の僕とのやり取りがこちらです。

息子:「ポケモンフィギュアで遊びたいけど、○○くんが使っていて遊べない」
父:「貸してって言えばいいじゃん」
息子:「言えない」
父:「なんで言えないの?」
息子:「だって、いま遊んでいるからだめって言われるから」

ここまでのやり取りで息子の解釈が入っていることがわかります。ぼくらは知らず識らずのうちに相手の考えがこうだろうと解釈をしているのです。遊んでいる友達が「だめ」って言うと決めつけているのですが、この決めつけは過去の経験の積み重ねから起きています。そこで僕はこう聞いてみました。

父:「なんで言ってみてもないのにだめって言われると思うのかな。まずは言ってみたらどう?」
息子:「それなら一緒に来てよ」

つい僕らは自分の視点で評価・判断をしてしまいますが、それを保留してみると景色が変わるのです。現実をありのままに見つめることで、行動に移す勇気が湧いてくるのですよね。

と、このようなやり取りをしていると隣で聞いていた女の子が「私聞いてきてあげるね。」と言ってつかつかと話をしに行ってくれました。そのあとを追うようにして息子もついていき、無事ポケモングッズをゲットしました。

あれこれ悩むよりも直接話しをすることで解決しちゃうこともありますよね。特にネガティブな妄想のし過ぎには注意しましょう〜

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