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一緒に働くみなさんからフィードバックをもらった話

COOのおしごと

みなさん、お久しぶりです。COOのおしごとを月に2回書くと目標設定したにも関わらず、全く筆が進んでおりませんでした。僕がこの調子ではだめですね。ですので、今日は先に「COOのおしごと」に書くとみんなに宣言をしました。そのうえで、僕の働きぶりに対するフィードバックをもらったのです。

フィードバックの項目は、「知っていること」「続けてほしいこと」「やってほしいこと」「やめてほしいこと」の4つです。Yahooさんが「ななめ会議」と称して、メンバーからマネージャーに行うフィードバックのやり方です。早速ですが、みなさんから頂いたコメントと僕なりの考えを共有します。

知っていること

・優しい、ひらめきがある、ファシリが得意、傾聴が得意、懐が広い、ルーティンが苦手
・高校野球がお好きらしい
・噛み砕き説明が親切
・できるできない関係なくいろんな事に振り切ってアクションができる人
・バイタリティがあること、傾聴力があること、学ぶ力があること
・本を読むことが好き
・阪神タイガースが好き
・釣りとヨガが好き
「やってみましょう!」とポジティブに物事をとらえてくれる!
・人の可能性を信じている。
・スピリチュアル。
・打たれ強い
・言うべきことをかみ砕いて理解してくれようとする
・人を信用しすぎる
・これまでの上司の中では最も信用できるうえに、仕事がしやすい
・細かいことを追求するより全体的なことを俯瞰して把握することが得意と伺ったことがあります。
・「人と組織」が趣味
・リスクヘッジに意識を向けることよりも、ワクワクすることや大きな目標に目を向けて、いかに実現できるかを楽しんで考えるタイプ
・熱意とロジカルの両立を目指している
・奥様は管理栄養士
・お子さんが二人いる(女の子と男の子)
・超スーパーポジティブ
・元エンジニア
・いつもリュックで出社してる
・パタゴニア
・常にポジティブ/人間関係調整の達人/組織論は熱い理想家/ストラテジスト/実は元野球部

ありがとうございます。こんなに僕のことを知ってもらっているのは嬉しいです。なかでも「これまでの上司の中では最も信用できるうえに、仕事がしやすい」というコメントは嬉しかったですね。あとはルーティンワークやリスクヘッジが苦手なことも知ってもらえているのは助かります。

続けてほしいこと

・ファシリ系のお仕事、それいいですね!と言ってやってみる姿勢
・会社に関する難しい内容の噛み砕き説明(昼会や締め会など)
・社員(雇用形態問わず)に対するコミュニケーション
・傾聴、受容、自己決定の尊重、非審判的態度、個別化を尊重してくれること。組織全体を俯瞰してみること。
・各セクションにおける専門的なスキルアップの推進
・人事・人を見極める力。人を見る目はよくもっているように感じます。
・様々な意見や考えを幅広く聞いて、判断すること
・本を読むこと
・マーケティングチームへの関わり
・COOのおしごと(ブログ記事)
・メディアへの露出
・バックログでのタスク管理
・話し合いのメモ書きを共有してくださること
・「お気持ち」や「マスト」のレベル感を付け加えていただくこと
・在籍年数が長い人でも、新しく入社した人でも、今後もコミュニケーションをとる機会の設定を続けてほしいです。
・ポジティブの伝道
・事業部長(少なくとも3月末までは)
・人の可能性を信じる。
・マネージャーのサポート。組織課題への取り組み。
・組織の状態を把握し発信したり、自身の活動で学んだことをメンバーに広めたりすることを続けてほしいです。
・どんな場面でも気分のムラが表にでない
・前向きで諦めない姿勢/戦略・理念寄りの思考/人と向き合い続けること

なるほどと思いました。以上を受けて3つ約束します。

会社に関する難しい内容の噛み砕き説明

自分自身はそれほど説明がうまいと思っていなかったのと、締め会での発表ってみんなに響いているのかな?と不安になることもありました。今回のコメントで背中を押してもらったので、引き続き頑張って説明するように努めます。

社員(雇用形態問わず)に対するコミュニケーション

組織を俯瞰してみることや、フラットなコミュニケーションを求められていると受け取りました。僕自身もコミュニケーションパスが偏らないことが健全な組織を生み出すと信じています。ぜひ今後もいろんな人とお話をさせてください。

前向きで諦めない姿勢/戦略・理念寄りの思考/人と向き合い続けること

しんどい状況であったとしてもポジティブに取り組むことは、得意だと自認しています。理念・ミッション・クレドを大切にすることも自分の役割では大切ですね。今後も理想に向かってはしりつづけます。

やってほしいこと

情報発信

・読んでよかった本の紹介
・COOとしての対外発信(Twitter、LinkedIn、YOUTRUSTなどのビジネス系SNSで個人アカウントをCOOとして運用するなど

組織的な取り組み

・マーケ含め、直接会えるようになったらマーケの飲み会やってほしい
・組織再編(SalesとMK、UIUXなどの縦割を改革してもらいたいです)
・人事や採用を極めてほしい
・よりよい組織作りということを深く追求してらっしゃるので、オズビジョンがよりよい組織になるためにその知見を活かしたりメンバーに伝えたりしてほしいです。
・以前開催頂いた、ワークショップはとても良かったです。女性の方で、他人に何言われても気にしない、みたいな回
・全社員との1on1(月1回とかでいいのでまずは一回りすると、理想の状態に近づくかと思います)
・松田さんが思う理想のハピタスに近づけるための組織作り。
・評価と査定のテコ入れ(能力密度を高める方向で改革いただきたいです)
・傾聴、受容、自己決定の尊重、非審判的態度、個別化
・業務範囲を絞ってほしい。手広く持ちすぎて、本来の松田さんの良いところ、得意なところまで生かしきれなくなっているように見える。もったいない。

意思決定

・松田さんにではないかもですが、いつかサイトデザインを突き抜けさせるGOサインを出してほしいです
・ポイントサイト事業は業界的に飽和状態だと思います。ポイントサイトの枠組みを取っ払ってBtoBtoCの新規サービスを展開してほしい
・現場が判断に迷ってそうなときがあったら、判断して道筋を示してほしい
・戦略の意思決定(やらないという判断も含め)
・目標が頻繁に変わっているので、定着するようにしてほしい。(営業などの部署は数字を追うシンプルなもので良くて、そもそも半期ごとの見直しも必要なのかなと思うこともある)
・合意だけで決まらない場合のジャッジ役
・時には血を流さないといけないという決断。今は全社員がいいと思う選択をしたいという思いがあるように見えている。時には社員へ厳しい決断を迫ることもあってもいいと思う。
・強い組織を作るために、人を切ること。それぞれの良さを発揮してもらうのはOKだけど、限度がある。成果を出せてない人には、厳しいジャッジも下す組織を作って欲しい。下に引きずられてしまっている。

以上を受けて、3つの観点で整理しました。

情報発信

社内外への情報発信を増やして欲しいと捉えました。確かに最近社外への発信が減っています。この半年ぐらい急激にSNS熱が冷めてしまって、Facebookでの発信に全く興味が持てなくなってしまったのですよね…
とはいえ、これは自分の大事な役割です。正直あまり気乗りはしないのですが、COOのおしごとと捉えて社外の発信を増やします。これまでやってこなかったTwitterを始めます。@tapir320をフォローください!

組織的な取り組み

ワークショップの開催や、全社員との1 on 1、評価と査定のテコ入れなど、具体的なリクエストもありました。これらの先にあるのは、理想の組織の実現を期待されていると捉えました。
約半年間、ハピタス事業部で事業・組織にチャレンジしてきましたが、組織面は理想とのギャップはまだまだ大きいです。もう一度自分の理想の組織を整理し、まずはみんなと共有するところからスタートかなと考えました。ネクストアクションとして、松田が考える理想のハピタス事業部を言語化します。

意思決定

目標が頻繁に変わるというのは指摘のとおりですね。自分もQ1、Q2と進めてきて、目標設定の難しさを学びました。一旦、整理ができたかなと思います。

また、厳しい判断をしてほしいというリクエストがありました。僕自身もそうですが、オズビジョン全体の課題とも捉えています。表面的な優しさではなく、相手のことを心から思って、時にはネガティブなフィードバックも率直に行うこと。これは引き続き心がけて行きます。

1点補足をしますと、僕自身は人を上や下とは捉えていません。人にはそれぞれ適した役割があります。オズビジョンの人事制度で言えば、役割等級が高い人が偉いわけでもない。能力や実績に応じて責任ある役割を担うことで、高い報酬を得るだけです。一人ひとりがありのままの姿で、自分の能力を最大限に発揮している状態が理想の組織と考えています。

やめてほしいこと

偏った思考

・性善説であらゆる物事を考える思想。人を信用することは重要ですし、建設的に仕事を進めるにも重要なことだと思います。一方、会社内部やサービスのセキュリティの対策を行うという観点を持つ場合、どう考えても性悪説前提で物事を考えなければいけません。極端な話性善説で世の中が成り立つのであれば一切セキュリティ対策は必要がありません。
・NO RULESの取り組みを、何のアレンジもなく、オズビジョンに適用するのに危ないのではないかと思います。
・数字だけで事業目標を決めること。顧客のことを考えず自社都合だけの戦略をつくること。

メンバーとの連携

・以前ハピタス祭りのようなものを開催したい!というアイディアを出していただき、とても面白そうでいいなと思ったのですが、実施までの準備期間が短かったこともあり実行する現場側はやや振り回されていそうだったため、現場との連携を強めていただけるとお互いにとって良いのかなと思いました。
・現場レベルのレイヤーの低い仕事を辞めてほしい。手を動かすことは、全て他の人にやらせて、アタマだけフル回転させてほしい。それで、チームとして会社としてのトータルの生産性を上げる。メンバには考え方を教えて、次からは意思決定自体をメンバができるようにする。
・アイデアが浮かんだときにそのままサクッと発言をするが、立場が立場なので、聞いた側は指示と受け止めてしまう。松田さん自身が自分のアイデアを良いと思って固執した時は尚更その傾向が強まってしまい、現場ではどの作業を優先的にやれば良いのか混乱が発生してしまう、もしくは、全てをやろうとして詰め込んで疲弊していきます。何も言うなとは言わないので、何かを新しくやるときは、必ず、やらないことも決めてください。
・その当時は任せるつもりで話を聞いてなくて、後で意識し始めてひっくりかえすことをやめてください。任せるのは良いけど、ちゃんと聞いて理解した上で任せるようにしてください。そうしないと、後から理解した時に意見が変わってしまいます。

考え方の一貫性

・考えをコロコロ変えるのはやめてほしい。先週言っていたことと今週言っていたことで全く違うことがある。発言には一貫性を持ってほしい。
・思い付きで発言しないでほしい。思わぬ発言が派生して影響が大きくなることがあるため。
・以前話したのに覚えていない、またはいつの間にか意見が変わっているということがある。気がついたら松田さんだけ数歩先に行っていて追いつけない。
・自分の見れている範囲だけを総合した判断をしないでほしい。

兼務の解消

・MKのマネージャーをやめてほしい。事業部全体の最適化がMKのマネージャーを兼任していることにより意見が偏っていると感じることがあるため
・マネージャレベルの役割の兼務。使っている時間の影響だと思いますが、どうしても視点に偏りを感じます。解決策として、MK以外も全部見ます、は実現不可能なので、ちゃんと手放してほしい。今期の松田さん、持ちすぎが原因で得意分野に時間を使えてない印象です。自分が入らないとダメだって思うかもしれないですが、短絡的に入って解決とするんじゃなくて、脳味噌から血が出るまで策を練ってほしい。
・松田さんのパツパツスケジュール。相談したくてもスケジュールが空いておらず問題が先延ばしになることがあるため
・細かいタスクの実行(例:ハピタスの日など。松田さんが実行すると、他のPO / PJMも作業を振りづらい)
・自分自身のキャパを理解して、クオリティを保ってやれないことは受けない。

意思決定のあり方

・中立な立場でいてくれることはありがたいですが、どちらの意見も尊重しすぎて結局落としどころが見つけられなかったということがある。
・こうなったらいいなという理想を沢山もっていることはとても良いと思うが、現実問題いまどうしなければいけないのかという、理想と現実がごっちゃになっていることがあり現場を混乱させていることがある。つねに理想とか想いで動くのは難しいと思う。
・あれもこれも全部やることは、松田さん個人も、組織としても出来ない。全部やろうとして何も出来ない状態になってる。やらないことを決めるってレベルじゃない。やること決めて、それ以外は一切やらないぐらいの選択と集中をしてほしい。口ではやらないことを決めましょうと言ってるのに、日常的にどんどんやることを増やしているので、周囲が疲弊しています。
・思考の過程や内容の説明不足を避けてほしい。話がいつも飛躍しているように感じます。マスマーケティングやります、とか。松田さんの中では順を追って考えたことであっても、その説明を抜きにして周りの人間は理解できません。一部の人にだけ説明した内容を、他の人もわかってくれているわけじゃないので、誰に何を話したのかを記憶するか、常にすべて丁寧に説明するかのどちらかで、お願いしたいです。

これらを受けてですが、2つのアクションを宣言します。

「ひらめき」と「必須」の明言

マーケのチームでうまく行っているのが、「ひらめき」と「必須」の明言です。前提としてef-1gによると僕のタイプは「ひらめきのやりきる馬」、MIKIWAMEでは「クリエイター」です。要するに直感から入って、あれこれ試しながらやり抜くタイプです。ですので思いつきが多くなる特性とご理解ください。
特性そのものを変えるのは難しいので、マーケチームでは、「ひらめき」と「必須」を明言しています。それによって、振り回す機会も減ったはずです。今後は、意識して発言しますし、逆にわからないときは遠慮なく聞いてください。

スケジュールの見直しと引き継ぎ

「以前話したのに覚えていない」や「コロコロ考えを変えるのはやめて欲しい」というのは、以前僕が鈴木さんにリクエストしたことと全く同じことを言われているなって気づきました。このような現象になる背景には、自分自身が忙しすぎることがあります。ですので、まずは忙しさを解消することから着手します。自分のスケジュールを見ると会議や1 on 1で半分を締めています。最小限に絞ることからスタートします。そして、リクエストにありましたみなさんとの1 on 1は実施します。全員との時間を持つにはしばらくかかると思いますが、まずはハピタス事業部だけでも話をさせてください。

合わせて、HR関連の業務は10月から引き継ぎがスタートします。これまでなんとか回してきましたが、心強いメンバーが2人増えます。引き継ぎ期間中はオーバーヘッドもありますが、11月からは落ち着いてくるのではないでしょうか。

一方で、考えがどのレベルでコロコロ変わっていると捉えているのかを知りたいと思いました。もし戦略やKRのレベルでコロコロ変わっていれば大問題です。一方で、打ち手がコロコロ変わるのは悪いことではないと考えています。僕自身は一貫しているつもりでもそれがうまく伝えきれていないこともありそうです。余裕が生まれれば丁寧に説明をしたり、話をすることもできると思います。

最後にフィードバックをもらっても変えないことも宣言します。

プレイングマネージャーのスタイル

マネージャーはマネジメントだけをやることが理想と考えていません。これは自分自身の価値観というよりも、変化の早い市場環境においては、自ら手を動かし判断をすることが必須と学んだからです。特に未来を創る取り組みには今後も積極的に参加します。

過去のデータを抽出し、課題を特定することは、僕よりもみなさんの方が上手いと思います。一方で、そこから次に何をやるか、変化の兆しを掴んで積極的に実験をすることは、僕の強みが活きる場面です。新しいことをやるには、時には大胆な発想も必要です。先陣を切って実験をし続ける。失敗しながらもめげずに走り続ける。そんなプレイングマネージャーであり続けたいです。

松田 光憲

1977年生まれ
千葉県船橋市出身

オズビジョン取締役COO
フリーランス人事, 中小企業診断士
MBA in Innovation Management

大学卒業後、システムエンジニアからスタートしたキャリアが、上場準備を契機に管理部門へシフト。その後2社で2度のIPOを経験。

社会人大学院の修了に合わせて組織開発の実践の場を求め、『ティール組織』に日本企業で唯一紹介された株式会社オズビジョンに参画。

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